マンションからの素敵なお便り

マンションからの素敵なお便り

 

サニーライフでは、3月31日から7月31日まで、マンションにお住いの方から「マンションからの素敵なお便り」を募集いたしました。
ご応募いただいた作品の中から、最優秀賞1名と優秀賞3名様を選ばせていただき、作品とともに発表いたします。
皆様方のマンションライフのヒントとして、ご一読いただければ幸いです。

最優秀賞 佐野文子様 77歳

3年余りの入退院を繰り返した後、昨年の夏、夫が亡くなりました。
長い夫婦生活いろいろありましたが、最期は本当に優しくしてくれました。
しかし、その後何も手につきません。何をして生きていけばいいか分かりません。
毎日昔のことを思い出しては泣いていました。
近くに住む娘も心配してくれていましたが、よく覚えていません。

そんな日々が一ヶ月続いたでしょうか、同じマンションに住む昔からの友達がマンションの「花の会」に誘ってくれました。それも何度も。
私も最初はしぶしぶ手伝っていましたが、その間だけ夫の事を忘れていることに気がつきました。
「あ、笑ったね」と友達に言われ、私自身も驚いてしまいました。

今はサルビアの世話に夢中です。娘が小さいときその花の蜜が大好きで、夫と大笑いしたことを思い出します。
「花の会」で花壇を花一杯にして、これを見たマンションの人が少しでも幸せになって頂ければ・・と夢が広がります。
私の生きていく目標ができました。

マンションの皆さん本当に有難うございます。

優秀賞 織田真人様 33歳

マンションの一室をベトナムの若い人が借りました。しかし文化の違いからかマナーやルールを守らず、理事会で問題になりました。
ゴミを指定日以外の日に出す、エントランスにタバコの吸殻を捨てる、夜中に友達を呼んで騒ぐなど、周りの住民も困っていました。
当然管理人さんにも注意して頂きましたが、相手が片言の日本語しか喋れず、いまひとつ理解して頂けないようで、状況は改善しませんでした。

そこでベトナム語をネットで調べ、注意事項を翻訳し注意事項の遵守をお願いしました。その結果完璧ではないまでも、かなりの改善が見られました。
その事を理事会で話したところ、他の理事の方もベトナム語を勉強してみようということになりました。
後日理事の一人から、そのベトナムの若い人に「シンチャオ(こんにちは)」と挨拶したら、日本語で「こんにちは」と返してくれた。そのときの笑顔は若者らしくさわやかで、今までの自分の相手に対する印象が変わったという話をききました。

マナーやルールを守るのは当然の事ですが、理解できていない相手にマナーやルールを押し付けても状況は改善せず、まずこちらから歩み寄ることで初めての相手もこちらを理解しようと努めてくれるのだと思いました。
色々な人が一緒に共同生活を送るマンションでは、歩み寄りや譲り合いが良好な住環境の維持にとても大切なことなのだと改めて考えさせられました。

優秀賞 匿名希望様

結婚して初めてマンションに住みました。共働きで帰宅も遅めであった私は、管理員さんと会ったことがありませんでした。が出産を機に退職したことで変わりました。
玄関や廊下で管理員のおじさんが挨拶して下さり赤ちゃんである息子にも声をかけてくれるのです。
息子は歩き始め話ができるようになると、おじさんに会いにいくようになりました。管理室に姿がないと清掃や点検中のおじさんを探しにいくのです。おじさんに会えた時の息子とおじさん双方の笑顔は、新米ママの疲れを癒してくれました。
身近に家族以外に相手をしてくれる大人がいることは、幼い子どもの成長にとてもよい影響があると思います。そして新米ママも、管理員さんが子どもの相手をして下さるほんのちょっとした時間が「密室育児」から解き放たれるようで随分と気持ちがラクになりました。
息子は幼稚園に入ってからも、帰宅すると管理室に寄ってその日の報告をしておりました。他の小学生のお子さん達も管理室に声をかけてから帰っていましたので、子どもたちは本当に温かく見守ってもらっていたと思います。

その後、小学校入学前に転居が決まり、おじさんも定年を迎えられ、お互いにマンションを去ることになりました。お手紙を書いて記念撮影をしてお別れしました。小学6年になって息子は「おじさんに可愛がってもらったよね」と懐かしみます。
幼い時期によい思い出を頂くことができた出会いに感謝しています。

優秀賞 kekke様

6月12日理事会のメンバー熟女4名に特別参加で理事長の娘さんが加わりマンション構内の目隠しの植木の剪定を行いました。
剪定といってもそれ程たいそうな事でなく、ツンツンと伸びている新芽を揃える簡単なことです。
それでも揃えるためにロープを平行に張り、脚立に上がって大きなハサミで同じ高さにカットするのは結構体力が要ります。
倒れかかっている幹も女の細腕で引っ張り支柱に結び止めました。少し離れて仕上がりを点検する人や落ちた枝葉を掃除する人、なかなかのチームワーク。3時に居住者の方からお茶の差し入れも頂き、梅雨時でしたが雨にも降られず終了しました。みんな充実感一杯。

以前は管理会社が業者に連絡し自動的に行われていましたが、今年は誰がいうともなく自分たちでやってみようという事になったのです。
最近住民の意識が少しずつ変わっているように感じます。ゴミの収集日に片付けてくれる人、町会の役員を引き受けてくれる人、切れた電球を替えてくれる人等々。自分たちでできる事は自分たちでやって、管理会社にはもっと専門的なことで動いてもらう。

マンションは私たちの財産ですからね。剪定代が節約できたのは良かったのですが、一部湿布代がかかったという報告がありました。
次のイベントは戸田の花火。最上階の階段の踊り場で宴会です。
ご希望の方はワンコイン持って上がってきてくださいね。